ママ…お願い(*´д`*)
夕飯を食べているとき…
紅姉さんが、おかずをいらなさそうに食べ…
「あー…
もう、この野菜ゆっくり食べよっ」
などと言って、ちょっとふてくされた態度で、そのおかずが気に入らない様子…
確かに、好きじゃないものだったら…
食べたくないだろうとは思う…
だけど、その野菜を育ててくれた人…
野菜を料理してくれた人…
お金を出して買ったとしたら、働いてくれたパパにも…
様々な人の想いや苦労があってこそ、私たちは食べることが出来、生きることができる…
今の子供たちは、食べ物に不自由することは、まずない…
意図的に親が我慢させることはあっても、食べたいものは、たいがい食べることができる時代だから…
食べ物を大事にするという気持ちが育ちにくい…
食べたいときに食べ…
いらなければ食べない…
私は、そのスタイルがあまり好きじゃない…
今は我慢できない子って増えてるよね…
今のママ達の傾向もあるけど
我慢している子を見ると、親は可哀想って思っちゃうの…
だけど、我慢している子は可哀想じゃない…
我慢できない子に育てられてしまう子のほうが、よっぽど可哀想だということに、気づかない人が多い…
モノに溢れる、こんな時代だからこそ、私はハングリー精神を育ててあげたいと思ってしまう…
だけど、昔の人は言う…
好きなものを好きなように食べられないのは可哀想…だって…
昔はみんな、ひもじくて切ない思いをしたから…
子にも孫にも、同じような思いはさせたくないってことなんだよね…
優しさからくる気持ちなんだって、よく分かるんだけど…
だけど、今は昔と違うから…
今を生きる子供達の周りには、モノが溢れすぎ…贅沢すぎて…
逆に子供達は可哀想…
そんなふうに私は思ってる…
だから、私はいっぱい我慢させる場を作るようにしたい…
あまり食べたくないおかずがあって…
それにふてくされる紅姉がいるなら…
私は伝えたい…
食べ物の大切さを…
食べなければ人は生きてはいけないのだということの意味を…
だけど、伝えにくい…
食べる=生きる
この意味を今の子供たちは理解しにくいだろうな…
もしどこでもドアがあったら…
私はきっと、紅姉を食べ物のない国へ連れて行くだろうな…
そしたら、きっと、食べ物の大切さを少しは感じるだろう…と思ったりする
私も、子供達のふてくされた態度などを見たとき…
ママはそこは譲れない…
と思ったら、私は絶対に譲らない…
テコでも動かない
というほどに私の意志は固くなる…
子供が、泣こうが、わめこうが、暴れようが…
私を叩こうが…
ママはそこは譲れない…
そう思ったら、怖いくらい冷静でどっしりとした自分がいる…
子供からしたら、そんな私はとてつもなく怖いと思うし、威圧感というか…
ママには適わない…というか…
そんな気持ちになると思う…
そんなとき、銀さんは言う…
「ママ…
紅ちゃんを怒らないであげて…
銀のことは怒ってもいいから…
だから、紅ちゃんを怒らないであげて
紅ちゃんは、一年生でまだ小さいから
紅ちゃんは、銀ちゃんの宝物なんだよぉ」
って…
銀さんてね、ものすごく感情豊かな子だから…
泣いてる紅とか、悲しそうな紅を見ると、必ず助けようとする…
私は、頭ごなしに、子どもたちを怒ったりはしないよ…
もちろん、怒鳴ったり、手をあげたりもしない…
だけど、子ども達からしたら
ママは怒ってる
になっちゃうんだな
怒るのと、叱るのとは違うんだけど…
銀さんの言葉にはさ、いつも心打たれるよ…
銀さんは、きっと、紅姉を助ける為に生まれてきたんだ
で、紅姉は、私を助ける為に生まれてきたんだと思う
お母さんを選ぶ赤ちゃんの本にもあったよね…
赤ちゃんは意味を持ってその人のところに生まれてくるんだって…
私は、いつも、そんなふうに子どもたちに感じている…
もう少し上手に子ども達に言葉をかけられないかな…
もう少し、子どもに上手に伝えられないかな…
もう少し上手に関われないかな…
いつも、そんなふうに、私の頭の中はグルグル考えてる…
だいたい行きつく答えは決まってる…
なのに…
なかなか上手にできないんだ…
もっと、広い心の持ち主になりたいなぁ…と思ってしまう…
子育てからは、とても沢山の気持ちを学ぶ…
きっと、私に足りない何かを、子ども達が教えにきてくれたんだろうな…
だけど、なかなか上手にできなくて、ごめん…
ママに沢山課題を与えてくれてありがとね
気合い入れて、頑張らせて頂きますんで
これからも、ママに色々教えてください
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