2012年01月07日
一番大切なこと…☆
忙しくて…
なかなかブログできず、溜めていた話を少しずつしていこうかな
先月、私のおじいちゃんが天国へ旅立ちました…。
年賀状が届かない新年も寂しいものだね…
やっと、おじいちゃんの写真を見ても、笑顔でいられるようになりました。
私は小さな頃、おじいちゃんとおばあちゃんと過ごす時間が長く…
思い出は沢山あります
田んぼ仕事も一生懸命手伝って、他のキョウダイよりも沢山褒められたことを覚えています
私の名前をつけてくれたのもおじいちゃんだし
スキーもよく教えてくれた
しつけにも厳しかったよ
おじいちゃんは、スキー場で、おそば屋さん&民宿を経営してたから
高校の頃までは、冬になるとバイトしに行ったなぁ
私の結婚式には詩吟を歌ってくれたっけ
おじいちゃんは歌がとっても上手だった
思い出はいくつもあるけど…
このところ…
会うこともほとんどなくなり…
93歳…施設で生活するようになっていた。
もうダメかもしれない…
と、何度となく危ない時期もあっけど…
奇跡的に、いつも回復していたおじいちゃん
すごい生命力

でも今回はいつもとは違った…
私が病院に呼ばれて…
病室で見たおじいちゃんは…
今までとは明らかに違った…
大きな病気はしていない。老衰…
93歳…大往生だ。
だけど、呼吸するのが精一杯…
ただ、そのときが来るのを待つだけの…
苦しい時間…
今、私にできる精一杯…
毎日、可愛い子ども(曾孫)の顔を見せに行こう…
それが私の最期の精一杯の想い…
仕事が終わって、車をとばし…
すぐに銀を迎えに行き、紅姉を迎えに行き、またとんぼ返りで来た道を戻り…
病院に向かった。
短い時間の中で、紅姉さんはおじいちゃんに絵本を読んであげる…
病室いっぱいに響く大きな声で…
そして、銀もまた…
覚えたての絵本の字を、一生懸命読んであげていた…
おじいちゃん、遠くを見ながら…
少しだけ動く首を、時折コクンと動かして聞いている…
でも、レッスンにも行かなくちゃ…
「また明日絵本読みに来るからね
それまで待っててね
」
少しでも楽しみがあれば頑張れるかなって…
帰るときには、毎日その言葉を必ず伝えた…
紅姉さんは、すごく心が豊かな子…
私がおじいちゃんの昔話をすると、よく聞いていて、毎日学校で、おじいちゃんと私の絵を描いてきてくれた
よくお風呂でカラスの歌をうたってくれたおじいちゃん
紅姉さんの絵はとても上手だった。
おじいちゃんに見せると、またコクンと首を動かした。
土曜日の朝…
おじいちゃんの血圧が下がったから早く病院に来るように…
と電話がきた…

なかなかブログできず、溜めていた話を少しずつしていこうかな

先月、私のおじいちゃんが天国へ旅立ちました…。
年賀状が届かない新年も寂しいものだね…

やっと、おじいちゃんの写真を見ても、笑顔でいられるようになりました。
私は小さな頃、おじいちゃんとおばあちゃんと過ごす時間が長く…

思い出は沢山あります

田んぼ仕事も一生懸命手伝って、他のキョウダイよりも沢山褒められたことを覚えています

私の名前をつけてくれたのもおじいちゃんだし

スキーもよく教えてくれた

しつけにも厳しかったよ

おじいちゃんは、スキー場で、おそば屋さん&民宿を経営してたから

高校の頃までは、冬になるとバイトしに行ったなぁ

私の結婚式には詩吟を歌ってくれたっけ

おじいちゃんは歌がとっても上手だった

思い出はいくつもあるけど…

このところ…
会うこともほとんどなくなり…
93歳…施設で生活するようになっていた。
もうダメかもしれない…
と、何度となく危ない時期もあっけど…
奇跡的に、いつも回復していたおじいちゃん

すごい生命力


でも今回はいつもとは違った…
私が病院に呼ばれて…
病室で見たおじいちゃんは…
今までとは明らかに違った…
大きな病気はしていない。老衰…
93歳…大往生だ。
だけど、呼吸するのが精一杯…
ただ、そのときが来るのを待つだけの…
苦しい時間…
今、私にできる精一杯…
毎日、可愛い子ども(曾孫)の顔を見せに行こう…
それが私の最期の精一杯の想い…
仕事が終わって、車をとばし…
すぐに銀を迎えに行き、紅姉を迎えに行き、またとんぼ返りで来た道を戻り…
病院に向かった。
短い時間の中で、紅姉さんはおじいちゃんに絵本を読んであげる…
病室いっぱいに響く大きな声で…
そして、銀もまた…
覚えたての絵本の字を、一生懸命読んであげていた…
おじいちゃん、遠くを見ながら…
少しだけ動く首を、時折コクンと動かして聞いている…
でも、レッスンにも行かなくちゃ…
「また明日絵本読みに来るからね

それまで待っててね

少しでも楽しみがあれば頑張れるかなって…
帰るときには、毎日その言葉を必ず伝えた…
紅姉さんは、すごく心が豊かな子…
私がおじいちゃんの昔話をすると、よく聞いていて、毎日学校で、おじいちゃんと私の絵を描いてきてくれた

よくお風呂でカラスの歌をうたってくれたおじいちゃん

紅姉さんの絵はとても上手だった。
おじいちゃんに見せると、またコクンと首を動かした。
土曜日の朝…
おじいちゃんの血圧が下がったから早く病院に来るように…
と電話がきた…
サークルに行ってから病院へ行く予定だったけど…
急遽すぐに病院に向かうことにした。
早くしないと、おじいちゃんが逝っちゃうかもしれない

「紅!銀!
おじいちゃんが…
とにかく早く準備して
」
やり残したことを急いで片付け、準備をする私…
だけど、紅姉さんは全く急ぐ様子なし…
自分のやりたいことをやっている…
バタバタと横目で見ながら何度か注意したけど全然急ぐ様子なし…
机に向かって何かやってるだけで、やっぱり急ぐ様子なし
もうっ

最後には紅姉さんを叱って…
「なんで急いでくれないの

今一番大事なことって何
」
と近寄り…
紅姉さんの手元を見た瞬間…
「………
」
私は言葉を失い…
ポロポロと涙が溢れ出た…
紅姉さんの手には…
折り紙で作られた…
お守り
があった……
<ずっと生きていてね>
クレヨンで、そう書かれていた…
「折り紙で作ったお守りに、願い事を書くと必ず願いが叶うんだって
友達に教えてもらったの
」
前に、紅姉さんがそう話していたことが頭をよぎった…
急げ急げと騒ぐ私の言葉を聞きながら…
一生懸命作っていたんだ…
「…ごめん
ごめん紅…
今…
一番大事なこと
が分かっていたのは紅姉だったんだね…
ごめん、ママがいけなかった…
本当にごめん…」
急がなくちゃとパニクる私とは反対に…
本当に今一番大事なことは何か…
分かっている紅姉…
そのお守りを握りしめ…
おじいちゃんに読んであげる絵本を持ち…
病院に向かった…
その日の夜…
おじいちゃんは静かに天国へと旅立ちました。
おじいちゃんとの関わりを通して、子どもから教えてもらったこと…
おじいちゃんから教えてもらったことが沢山ありました…
紅姉の優しさ…
相手を思う気持ち…
私の涙を見ながら、何かを感じている紅姉さんの表情が目に焼き付いてる…
おじいちゃん
おじいちゃんの曾孫はとっても心の優しい子に育っています…
この子たちのこれからを…
天国から見守っていてね
ありがとう…
おじいちゃん
急遽すぐに病院に向かうことにした。
早くしないと、おじいちゃんが逝っちゃうかもしれない


「紅!銀!
おじいちゃんが…
とにかく早く準備して


やり残したことを急いで片付け、準備をする私…
だけど、紅姉さんは全く急ぐ様子なし…
自分のやりたいことをやっている…

バタバタと横目で見ながら何度か注意したけど全然急ぐ様子なし…

机に向かって何かやってるだけで、やっぱり急ぐ様子なし

もうっ


最後には紅姉さんを叱って…
「なんで急いでくれないの


今一番大事なことって何


と近寄り…
紅姉さんの手元を見た瞬間…
「………


私は言葉を失い…
ポロポロと涙が溢れ出た…
紅姉さんの手には…
折り紙で作られた…


があった……
<ずっと生きていてね>
クレヨンで、そう書かれていた…
「折り紙で作ったお守りに、願い事を書くと必ず願いが叶うんだって

友達に教えてもらったの

前に、紅姉さんがそう話していたことが頭をよぎった…
急げ急げと騒ぐ私の言葉を聞きながら…
一生懸命作っていたんだ…
「…ごめん
ごめん紅…
今…
一番大事なこと
が分かっていたのは紅姉だったんだね…
ごめん、ママがいけなかった…
本当にごめん…」
急がなくちゃとパニクる私とは反対に…
本当に今一番大事なことは何か…
分かっている紅姉…
そのお守りを握りしめ…
おじいちゃんに読んであげる絵本を持ち…
病院に向かった…

その日の夜…
おじいちゃんは静かに天国へと旅立ちました。
おじいちゃんとの関わりを通して、子どもから教えてもらったこと…
おじいちゃんから教えてもらったことが沢山ありました…
紅姉の優しさ…
相手を思う気持ち…
私の涙を見ながら、何かを感じている紅姉さんの表情が目に焼き付いてる…
おじいちゃん
おじいちゃんの曾孫はとっても心の優しい子に育っています…
この子たちのこれからを…
天国から見守っていてね

ありがとう…
おじいちゃん

Posted by みきちん at 23:43│Comments(2)
│紅色
この記事へのコメント
読んでいて涙がとまりませんでした。くぅちゃん、すごいよ…
おじいちゃん、きっときっと幸せな気持ちのまま天国へ旅立てたことでしょうね…ちゃんとその日の曾孫の読み聞かせを聞いて旅立ったんだ…
おじいちゃんのご冥福をお祈りいたします。
そして、私事ですが、今高速で安曇野を発ちました。また春休みに帰ってきます。またおあいましょう。
おじいちゃん、きっときっと幸せな気持ちのまま天国へ旅立てたことでしょうね…ちゃんとその日の曾孫の読み聞かせを聞いて旅立ったんだ…
おじいちゃんのご冥福をお祈りいたします。
そして、私事ですが、今高速で安曇野を発ちました。また春休みに帰ってきます。またおあいましょう。
Posted by りえ at 2012年01月08日 12:21
>りえ
子どもって…
本当にすごいなぁ…っていつも思います。
大人より出来ないことや分からないことが沢山あるはずなのに…
だからなのかな…
本当に大事なことを見る力を持っている…
子ども達からもらう心の栄養…
現実や忙しさに振り回されずに、子ども達の心に気づける親でありたいと…思ってます
早く帰ってきてね

子どもって…
本当にすごいなぁ…っていつも思います。
大人より出来ないことや分からないことが沢山あるはずなのに…
だからなのかな…
本当に大事なことを見る力を持っている…
子ども達からもらう心の栄養…

現実や忙しさに振り回されずに、子ども達の心に気づける親でありたいと…思ってます

早く帰ってきてね


Posted by みきちん at 2012年01月11日 09:21